あさか未来会派報【令和6年秋号】2024/10発行
新人議員にとっては初めてとなる前年度決算を認定する9月議会です。昨年末の改選から振り返ると、3月の予算議会、9月の決算議会という大きな流れが一巡した感じですね。我々あさか未来は真摯に各議案と向き合い、結論ありきではない侃々諤々の議論を通じて、会派としての合意形成を図るように取組んでいます。その真剣な議論の積み重ねが、手前味噌ではありますが新人議員の頼もしい成長につながっているものと自負しています(^^)v
4つの常任委員会では、2日間に渡って事前調査した内容を踏まえ、予算に対する執行率や効果などを中心に質疑を重ねました。前年度の一般会計歳入歳出決算認定議案については、各事業それぞれ概ね適正に執行していると評価する一方で、実質単年度収支が過去最大のマイナス15億円強という赤字決算となったこと、そして昨年度の本市教職員による性加害逮捕事件を受けて、組織としての再発防止策の実効性が未だ担保されていないという点で、あさか未来としてはこのまま前年度決算を認定として良いのか…という議論がずっと続いておりました。
その結論として、我々あさか未来は前年度決算議案については認定とする一方で、認定された原案に対し未来志向でより良いものにして欲しいという思いと願いを込めて、附帯決議を提出することを決めました。附帯決議とは、その対象となる事件(今回は一般会計歳入歳出決算認定)が可決された後に、その原案に対して議会が意見や要望を付するものであり、決算認定議案に対し附帯決議が提出されるのは恐らく初めてのことです。